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2008 | 03
2007 | 09 | 10 | 11
オペラ  
2008年3月12日(水曜日)
デイ・ステファノを偲ぶ会 10:47   accademiacanto 
【メモリアル・デイ・ステファノ】なるものに行ってきました。
ベッリーニ歌劇場の後援でもあるサンジョルジ劇場。

旦那さんがステファノのお気に入りだったこともあり、
親戚だったこともありで、是非お話を、ということだったんだけどあんまり人前で【話す】ことが好きでない旦那さん。
【歌う】のは別。

ピッポことステファノから譲り受けた彼のマノンの初演の衣装を持って行き、そそくさと客席へ逃げ込みました。(笑)

おもしろかったのは、前回【バタフライ】を振った【マウリツイオ・アレーナ】が【お話?】を振るってくれました。

彼はセラフィンの愛弟子で、世界中の歌劇場を振ってきたつわものおじいちゃん。

2時間くらいの間に50ちかいオペラを話しながら、がんがん弾きまくっていました。

すごいなあ。

彼の頭の中にはいつでも準備万端な引き出しがたくさんあって、(もちろん譜面なし)瞬時に会話と同時に指が動く。

悲しいかな、歌劇場で振ってる指揮者がみなオペラ全曲頭に入ってるとはいえないもんね。

演出家なんて内容すら知らなくって歌手に聞いたりなんてこともザラだし。

発音による高音のもって行き方、作曲家によるテクニックの使い分け方など、さながら【お歌のレッスン】のようでした。

デイ・ステファノについては、始めに彼の初演のマノン、そしてファウストの【ド】の驚異的なディミヌエンドを流し、
1955年までの彼は言葉通り【世界で一番のテノール】と言い切っていましたな。

彼らいわく【デイ・ステファノ】はリリコ、anzi!
リリコ・レッジェーロで、彼の愛妙やプリターニは世界一。
でもヴェルデイやプッチーニさらにマスカー二を歌いだした頃から発声に問題が出始めたとか・・・

まあ、自分のレパートリーを大切に育てるべき、というのはよく言われることではあるけれど、個人的には【ステファノ】は確固たるテクニックはなかったように思うのです。

母音の位置も結構ばらばらだし、高音から低音への跳躍は明らかに支えを失ってる。でも、彼が生み出した彼なりのテクニック、【頭声】と【イ・エ】の母音によるアクートは素晴らしい・・・・【イ】を土台にして【エ】のポジションで【張る】。やっぱり【オ】でのアクートは母音を同じ位置に保つには無理があると【アレーナ氏】も言っておりました。

これは批判ではなくて、【テクニック】より必要なものってたくさんあるし、現に彼はそれを持っていて確固たる【ステファノの世界】を築き上げることに成功したのだからやっぱり【すごい人】!

モナコもそうだったけど、女性ファンを圧倒的にもつテナーってやっぱり【すごい】。

そこで思い出すのが、【歌劇場の女性をすべて妊娠させた】という旦那さんについての批評。いつまでもそのエネルギーをたもってほしいのだけれど、妻からみると・・・

舞台で歌ってるときはいいんだけど・・・・はははは。
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2007年11月17日(土曜日)
トスカの千秋楽 19:17   accademiacanto 
トスカの千秋楽。(第二キャスト)

千秋楽とだけあってトスカは前回の6日より良かった

テナーは相変わらずで、ちょっとパッサッジョが疲れてる感じを受けたけど、彼も6日よりは良かった。

最後だと張り切るのかな。

12月はプッチーニのエドガーのはずだったんだけどちょっと問題があってどうやら蝶々夫人への変更を考えている様子。

まだ決定じゃないけど、キャストはほぼエドガー出演に決まっていた歌手を起用(バリトン:ガザーレ)

でも肝心の蝶々さんがいなくって探しまくってる・・・・

やっぱり名前が必要なんだって。デッシーを考えても居るけどどうかな・・・・・

エドガーもきれいなオペラだけど個人的には蝶々夫人、やっぱりいいな。2年前に上演したばっかだけど。
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2007年10月31日(水曜日)
★トスカ大騒動★ 15:56   accademiacanto 
今シーズンの幕開けは10月30日からの【トスカ】。
10月28日のゲネプロに子供をつれて行ってきました。

今回のトスカは【スカルピア】で問題があり、ゲネプロ当日まで色々もめていました。

まず第二キャストのスーリアン。
イタリア中の歌劇場からひっぱりだこの何でも歌う正統派バリトン。(歌手たちの間での批評はさまざまですけど・・・)

ベッリーニ歌劇場も彼をお気に入りだったのに、消えました!突然!

同じ時期にパルマ歌劇場で歌っていて、リハにも遅れて到着した彼は、とりあえず無事リハを終え、すべてがOKと思いきや、なかなか契約書にサインをせず、毎日逃げ帰り。

それでもまさかドロンするとは誰も思わず、何日か過ぎ、誰にも何にも言わずに消えてしまったのです。

どうやらパルマ歌劇場からの圧力だったようなのですが、いくらなんでも誰にも何も言わずにドロンはよくないのでは???

ベッリーニ歌劇場は、もう二度とカターニャの地に足を踏み入れるなと、大激怒。

しかし、怒っている間もなく、【スカルピア】探しをしなくてはならず、やっとOKがでたのが、最低でも6万回は【スカルピア】を歌った経歴のある【カッローリ】。

演技力はもちろん、存在感もあるし、彼なら!♪

歳が歳なだけに声がちょっと気になるけど、【スカルピア】には【良い声】は求められない。

ということで、早速リハ。

指揮者怒る!ほかの【スカルピア】をさがしてこーーーい!

声はだめ。リズム感なし。音を引っ張る。歌詞ミス・・・・

うーーーーん。確かに・・・・6万回も歌っちゃうとスコア見直すこともしなくなり、自分の【スカルピア】が出来上がっちゃう。

それを直していくのはほとんど無理。

でも。私的には十分【スカルピア】をこなしていると思うのだけど。指揮者を満足させるのか、観客を満足させるのか、どっちだ?といったところ。

28日のゲネプロは第一キャストだったのに、今度は第一キャストの【スカルピア】が急病のため、病院へ・・・・・・

つくづく【スカルピア】に縁のない【トスカ】だなあ。

さて。トスカはアメリカ人の・・・名前忘れた

【カヴァラドッシ】シチリア出身のリチートラ。
【スカルピア】第一キャスト急病のため第二キャストのカッロー二。
【演出】Raiunoの総裁でもある、ジャキー二。

トスカは、声にというか、テクニック的にちょっと問題がありそうだったけど全体的には演技も良かったし、○。声は良い声なんだけど、ちょっとゆれと広がりを感じました。

Davanti a lui tremava tutta Roma.....やっぱり、歌うとしらけるよなあ。せりふです。せりふ。

リチートラは、中音域はとても良かったけど、高音域にいくと、広がったところで押すような無理を感じました。ちょっとつながっていないかも・・・・・
そんなことより、ひとつどうしても許せなかったのは彼の2幕の音楽性と演技。
拷問されて、血だらけで部屋に入ってくるときはろくに歩けず、支えながら立っているのもやっとなのに、Vitto--ria,vittoooooriiiiiaaaaa!!
を歌うとき、コンクールのファイナルコンサートのように歌うのはなぜ?しかも音程がうわずっていた・・・・残念
せめてその前は、椅子からたつのもつらそうなはずなのに、起立!ってかんじで。。。。

あれはいけません。歌と演技が別々。娘までがおかしいよ。。。。と横でいっていました。

カッローリはさすが。入ってきただけで、存在感と威圧感が150%。
歌うとちょっと・・・・ていうか音程が全然わからなかった・・・・
ゴッビをもっと流したかんじ。

演出はまあ、ほぼ正統派。スカルピアの手下がサドマド愛好会みたいな衣装だったのがちょっとおもしろかったけど。

でも細かい演出はなかったな。手抜きが多すぎ。
3幕の朝4時。太鼓が鳴り出して朝日が昇ることを恐れるトスカのせりふとともに、照明も変わるはずなんだけど、単一照明のまま。

これくらいはきちんとね。書いてあるんだから。まあ、ゲネだから、ミスったのかもしれないし。

羊飼いの子供の歌は上手だったな。申し訳ないけどドミンゴJRより、マルティヌッチJRよりうまかった!

あと、前から思っていたけど、ベッリーニ歌劇場のチェロは最高!すばらしいです。3幕のはじめとか本当に良い音色だった・・・・

私的な意見をずらずら書いてみました。また顔出すので違った印象を受けるかもしれません。

しっかし、シャッローネとか、確か2コト(Tutto!)とかしかなかったと思うんだけど、わざわざ北から来るの、すごいよな。端役のほうが精神的にも懐的にもよかったりして・・・・
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2007年10月08日(月曜日)
オーデイション(カターニャ・フェニックス) 17:40   accademiacanto 
7.8日にわたって行われた歌劇場合唱オーデション、今年は劇場側もとるつもりがあったらしい・・・・

アリア3曲のほかにトロバトーレのパートも歌わせ、来期に向かってやる気満々。

2次まで残ったのは6人くらいだったか。。。。最後まではだれがいくんだろう?

フェニックスで行われたソリストオーデション(10月5日)はすでに最終選考まで絞られていて受けたのはたったの6人。

そのうち2人が合格して、来年度からカターニャで勉強し、オペラ契約を取れる可能性もあるそう・・・・

そのうちの一人が、今年行われたテオドッシュのマスターにも参加していたソプラノレッジェーロだそうで・・・・

ちなみにテオドッシュのマスターは一人30分程度でほとんど先生の舞台話だったとか・・・・

余談になるが・・・

このオーデション企画をしたテノール;マルチェッロ・ジョルダーニ、リチートラ両名のテノールはダニエラ・オーレンの振るアンドレア・シェニエで契約してたんだけど、オーレンに気にいられなくておろされたんだよねー。

誰が歌ったかはいわないけど・・・・

でも、ちゃんと劇場と契約してるのに、間際でおろされるとギャラってもらえないのかしら・・・・・
ちょっと悲惨

だって1ヶ月にわたるプローヴアとかしてるし。

1公演のギャラは1幕が終わった時点で支払い義務が生ずる、っていうけど。

まあそれはいいとして、オーデション(ソリストの)の審査委員メンバーによって受け入れるタイプの歌手が違うんだな。

やっぱり歌手が審査員になると、音楽性があって(個人的なもので十分よし)、テクニックベースがあればよしとする。

でも劇場関係者の目はもっと外見とか、もの振る舞いとか立ち姿とかそういうところもみるよう。いいんだけどね。

このことで、旦那とも色々話したけど

彼いわく・・・・

キャリア未経験の歌手が立ち振る舞いができないのは当たり前。
舞台に立つチャンスをあげなければいつまでたっても半人前。

ということで、演技が下手かろうがなんだろうが、テクニック的に歌える状態であればどんどん歌わせろ、っていう意見のようです。

まあ、そうはいっても限界はあるけど。でも確かに経験を貰う機会がなかったら経験ができない・・・・・ごもっとも。

その反面、(イタリアでも最近増えてきたけど)演出家が見栄えのいい歌手をほしがるようになってきた・・・・

誰でも知ってる歌手となれば別だけど、新人の場合はやっぱり必要なのかな。衣装作るのにサイズを申告したら契約破棄になったっていうケースも結構あるしね。

あーきびし。

すべてを持ってる人間なんてこの世にいるのかーーーーー???

さ、私もパレストラにいくかね。って勉強しろーーー!!!
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2007年9月15日(土曜日)
ベッリーニ歌劇場、合唱・オケ、オーデイション 10:13   accademiacanto 
今月の末、多分27日ごろ、合唱とオケのオーデイションが劇場にて行われます。

毎年、30人ほどの参加者がいますが、
う〜ん、正直むつかしい。。。。

合唱とソロは、テノールとバスほどの違いがあるから一概にソロでうまい人が受かるとは限らない。

一応、初見の試験もあったな、そういえば。。。。

はっきりいって、今の合唱団員で初見ができる人は一人も居ないと思う。。。。笑

まあ、とりあえず一次には8人くらい受かって、2次はアリアと初見だったような。。。。あんまし覚えてない。

去年はたまたま、ガブリエラ・トゥッチがうちに遊びに来てて、嫌がる彼女を無理矢理、
「いいじゃん、いこーよ!黄金時代にあなたも歌ったトップレベル(だった?)のベッリーニ歌劇場の合唱オーディション、今日はいかに?みてみたいでしょ?!」

もちろん、監督やラッタリーニとかもいたけど、誰も彼女がトゥッチだって気づかなかったから笑えた。。。

はじめはいやいやだったのに、聞きながら
「もっと、下よ。」
「支えが高すぎるわ」
「息が吸えてないじゃない」

とかぶちぶちいいはじめて、ラッタリーニににらまれてた。
でも最後まで
素性を明かずじまい。

でも参加者はみな気づいてた。どういうわけ?

このオーデイションはレ*が伴奏してたな、そういえば。

合唱・オケのオーディションは国が決めてることだから毎年必ず実行しなきゃいけない。

だから絶対誰かを合格させなきゃいけないってこともないし、ようするに名ばかりのオーデイションなんだけど、それでもたまに合唱で欠員がでたりすると、運のよいテナーやメゾは5年に一度くらい入団できる。

でもソプラノははっきりいって前途多難・・・・

合唱の指揮者にも気にいられる必要があるかも。
日本に引越し公演で来日したとき、すっごいド派手な衣装でカーテンコールにでてきて、深々とおじぎしたから
みんな「いったい誰だ?」「あの人でてたっけ?」
なんて首かしげて
実は合唱指揮だったのよね〜〜

私は知っている・・・・

このカーテンコールに出るために、カターニャのブテイックで
「次の舞台に出る衣装を!」
っていっていたのを・・・・・

ああ、こわい。世界は狭いぞう・・・・
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