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オペラ  
2008年3月12日(水曜日)
デイ・ステファノを偲ぶ会 10:47   accademiacanto 
【メモリアル・デイ・ステファノ】なるものに行ってきました。
ベッリーニ歌劇場の後援でもあるサンジョルジ劇場。

旦那さんがステファノのお気に入りだったこともあり、
親戚だったこともありで、是非お話を、ということだったんだけどあんまり人前で【話す】ことが好きでない旦那さん。
【歌う】のは別。

ピッポことステファノから譲り受けた彼のマノンの初演の衣装を持って行き、そそくさと客席へ逃げ込みました。(笑)

おもしろかったのは、前回【バタフライ】を振った【マウリツイオ・アレーナ】が【お話?】を振るってくれました。

彼はセラフィンの愛弟子で、世界中の歌劇場を振ってきたつわものおじいちゃん。

2時間くらいの間に50ちかいオペラを話しながら、がんがん弾きまくっていました。

すごいなあ。

彼の頭の中にはいつでも準備万端な引き出しがたくさんあって、(もちろん譜面なし)瞬時に会話と同時に指が動く。

悲しいかな、歌劇場で振ってる指揮者がみなオペラ全曲頭に入ってるとはいえないもんね。

演出家なんて内容すら知らなくって歌手に聞いたりなんてこともザラだし。

発音による高音のもって行き方、作曲家によるテクニックの使い分け方など、さながら【お歌のレッスン】のようでした。

デイ・ステファノについては、始めに彼の初演のマノン、そしてファウストの【ド】の驚異的なディミヌエンドを流し、
1955年までの彼は言葉通り【世界で一番のテノール】と言い切っていましたな。

彼らいわく【デイ・ステファノ】はリリコ、anzi!
リリコ・レッジェーロで、彼の愛妙やプリターニは世界一。
でもヴェルデイやプッチーニさらにマスカー二を歌いだした頃から発声に問題が出始めたとか・・・

まあ、自分のレパートリーを大切に育てるべき、というのはよく言われることではあるけれど、個人的には【ステファノ】は確固たるテクニックはなかったように思うのです。

母音の位置も結構ばらばらだし、高音から低音への跳躍は明らかに支えを失ってる。でも、彼が生み出した彼なりのテクニック、【頭声】と【イ・エ】の母音によるアクートは素晴らしい・・・・【イ】を土台にして【エ】のポジションで【張る】。やっぱり【オ】でのアクートは母音を同じ位置に保つには無理があると【アレーナ氏】も言っておりました。

これは批判ではなくて、【テクニック】より必要なものってたくさんあるし、現に彼はそれを持っていて確固たる【ステファノの世界】を築き上げることに成功したのだからやっぱり【すごい人】!

モナコもそうだったけど、女性ファンを圧倒的にもつテナーってやっぱり【すごい】。

そこで思い出すのが、【歌劇場の女性をすべて妊娠させた】という旦那さんについての批評。いつまでもそのエネルギーをたもってほしいのだけれど、妻からみると・・・

舞台で歌ってるときはいいんだけど・・・・はははは。
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