| フランスからの贈り物 宇宿真紀子&宇宿直彰 | ||
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| 2006年3月29日(水曜日) | ||
| フランス音楽って・・・ | 10:18 maki-nao | |
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・・・というわけで、今は日本行きの準備に追われております! こんにちは、マキです♪ 日本は例年より寒かったのに、桜の開花が早いとか・・・ 桜ってかわいいよね☆ 私たちが帰っても、まだ咲いててねっ! 今回日本でのコンサートは「CDデビュー記念コンサート」で、前半はCDの曲を弾くので、今日はちょっとCDのお話をさせてもらいます・・・ が、その前に、今月「レコード芸術」や「CDジャーナル」にレコード評が掲載されました〜♪ 「CDジャーナル」は、ホームページもあるので、ご興味のある方は見て下さいね↓ http://www.cdjournal.com/main/cd/disc.php?dno=4106020822 さて、CDの話といっても、コルマール時代の昔のお話なんです(笑) 何故かっていうと、私が今回リリースしたCDの収録曲の中のひとつ、ラヴェルの「水の戯れ」をとっても気に入って下さった方が多くて、沢山お褒めの言葉を頂いたので、ちょっと昔の思い出話を・・・ (^_-)☆ 私たちが、フランスのアルザス地方のコルマール市で育ったお話は前にしましたよね? 私たちがレッスンしていたコルマールのコンセルバトワールは、ピアノの他にソルフェージュが必修だったんですけど、視唱やリズムの他に、曲の聞き比べというのが時々あったんです。 それで、「水の戯れ」の聴き比べの日、先生は演奏者の名前を伏せて、ある2人のピアニストのCDを生徒たちに聴かせて下さいました。 聴き終わって、好きな演奏の方に手を挙げるように指示されたんですけど、なんと20人クラス全員が2回目に聴いた演奏の方にさっと手を挙げたんです! なんの迷いもなく・・・。私も皆と同じ意見でした。 1回目の演奏は世界的に有名なピアニスト、マルタ・アルゲリッチで、2回目は、私の恩師であるジャック・ルヴィエ先生だったんです。このCD(写真)でルヴィエ先生はディスク大賞を取ったから、フランス中で認められてはいるんですけれど・・・ これを読んでいる日本の皆さんは「ウソ!ありえない」って思うかもしれないけど、本当の話なんです! 20人もいるんだから、中にはアルゲリッチの方に手を挙げる人がいても不思議はないのにね・・・ でも、いなかったんです。 そして、先生は「どうして皆そう思うの?」って理由を聞かれたんですけれど、「1回目の演奏も上手だけど、フランス音楽の響きじゃないと思う!」とまたまたみんなが同じ意見!(*_*) 私も同じことを感じました。『音がストレートに出てしまっていて、どこかフランス音楽っぽい音色じゃないなぁ』って・・・ 先生も同じ意見で、やっぱりみんなフランス人なのね、って最後におっしゃっていたけれど、本当に耳って不思議ですよね。 私は日本人だけど、結局小さい時からずっとフランス人の中で育ったから、もう耳の感覚が皆と同じになっていたのかな・・・? ルヴィエ先生は、ラヴェルの孫弟子で、ラヴェル弾きなんです。 私は12歳の時に、ラヴェルの「ソナチネ」っていう曲をルヴィエ先生にレッスンして頂いたことがあるんですけど、その時も、楽譜通りの速度で勉強していったら、「これはね、ラヴェルは最初、この速さがいいと思って書いたんだけどね。後年この速さはやっぱりよくないって、こう書き換えたんだよ。」と訂正してくれたんですよ。 その時、『作曲者も最初はそれがいいと思っても、段々弾いているうちにそれが適当な速さでないと感じる事があるんだなー』、って思いました。 面白いでしょ!? 先生も「マキコ、これは私の師のペルル・ミュッテールが、直接ラヴェルから聞いた話だと言うから、確かなんだよ。」って付け加えていたから、絶対に本当の事だと思いますョ! フランス人は、自国の音にとってもこだわりがあるから、子供でもそういう耳を持ってしまっているんですね〜☆ だから、音楽というのはその人との相性なんだな、ってその時思いました。 顔と同じで、好きか嫌いか。理屈じゃなくて感覚ですよねっ・・・ (^_-) もちろん、全世界の人から多数決を取ったら、絶対にアルゲリッチの方が勝利でしょうねぇ。 彼女は素晴らしいピアニストだし、何でも弾けちゃうけれど・・・ 感覚って難しいものだとつくづく思いました。 では、またね〜☆彡 | ||
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